試験もネットで受けられて、通学せずに卒業できる通信制大学

通信制大学ではどんな勉強をするのでしょうか?

通信制大学に入学すると、従来は受講生にテキストとレポート用紙等が送られてきました。学生は履修したい科目のテキストを読み、レポートを書いて郵送で提出し、添削を受けて合格すれば試験会場で単位修得試験を受けられるというシステムが一般的でした。夏季や冬季などの長期休みには、キャンパスや地方会場などに赴いて、スクーリングを受講することも必須とされている通信制大学が多かったのです。一方で、次第に講義のオンライン化が進み、単位修得方法としてネット授業が増えてきました。

オンライン講義の場合、テキストの通読は要求されず、指定のサイトで講義を視聴すれば、レポートを提出しなくても試験を受けられるようになり、受講生は簡便に単位を修得できる機会が増えたと言えるでしょう。

試験をオンラインで受けられる通信制大学もあります

オンライン講義が拡充される一方で、キャンパスに赴いて教室で授業を受けるスクーリングの形態は縮小されるようになりました。学生番号を入力してログインし、ネット授業を視聴すると、その履歴が大学側に通知され、スクーリングが出席扱いとなるのです。キャンパスで実施するスクーリングを廃止し、完全にオンライン講義へ切り替える通信制大学もあります。さらに、試験についてもオンラインで受験できるシステムを導入する通信制大学が現れました。もちろん、実際に試験会場で催されるように試験監督を配置してカンニングなどの不正行為を防ぐことはできません。

オンライン試験の形態は、参考書やテキストの持ち込み自由にならざるを得ないでしょう。したがって、記憶力を問うような試験はオンラインで行われません。

すべての教科の基礎であり原点ともいえるのが国語です。中学校・高等学校の国語の教員免許を通信で取得できます。7大学(千葉・東京・京都・大阪)で1種免許、2大学(東京・京都)で専修免許の取得が可能です。